黒系のスーツに白いネクタイ、もしこれが男性の結婚式の服装として頭に浮かぶのなら、今すぐアップデートが必要です!
親世代の結婚式マナーよりも、欧米のドレスコードが少しずつ広がってきている今の結婚式マナーを身に着けておくべき。
最近の結婚式の男性のフォーマルな装いのポイントを、ドレススタイリストがお伝えします。
20代・30代の男性は、これからたくさんの結婚式に列席する機会があると思います。
ここで今の結婚式のスタイルをチェックしておけば、マナーを守りつつも、結婚式スタイルに合わせて応用が効くはずです。
また、40代・50代・60代〜の男性は、同世代の男性に差をつけられるはず! 未だに結婚式には黒のダブルのスーツに、白いネクタイを合わせている方は、ぜひともチェックして下さい。
なぜ小室さんのストライプスーツはダメだった? 結婚式にストライプのスーツはNG???
基本的に結婚式におよばれする際の男性の服装としては、スーツが圧倒的です。結婚式ならスーツの色はブラック、ネイビー、ダークグレーなどの濃い色がおすすめ。
ガーデンやレストランウェディングなど、場所や季節、結婚式のスタイルによってはベージュなどライトな色でもOKですが、色味はベーシックカラーを選びましょう。
主役は花嫁花婿なので、あくまで花婿様を引き立てる色選びがマナーです。さらにスーツの色が無地なら、ぐっとフォーマル度がアップ!
以前、眞子さまと小室さんが結婚会見をおこなった時、さらに赤坂御所を訪れた際にも、小室さんがピンストライプのスーツを着用されていたことが話題(というか、批判)になっていました。
覚えていらっしゃいますか?
なぜ小室さんのスーツは、批判されてしまったのか?
それはストライプのスーツはどちらかというと“カジュアル”になるから。
眞子さまとの結婚報告の場や、皇族にお目にかかる際に「ストライプのスーツ」がふさわしくないのでは? ということで批判の声が上がったのです。
本当に些細なことで、どうでも良いことといえばそうなんですが、こういった “装い” で、判断されてしまうのもこれまた事実。
しかも当時は(今も?)、小室さんのアラ捜しをしようとメディアも必要以上に色めき立っていたころです。
そんなハイエナが束になってかかってきている時に、仕事帰りのようなストライプなスーツ。いや本当に仕事の途中…だったりしたのかもしれませんが…
ストライプのスーツも、ビジネスシーンで着るには問題ないんです。あとはカジュアルな結婚式なら、ピンストライプなど柄物もOK。
でもフォーマルな結婚式であれば、スーツの基本は無地だと思って下さい。
みなさんが参加する結婚式にアラ捜しをするメディアはいないと思いますが、もしかしたら “うるさ型” の親族様やご上司、部下…目があるかもしれませんので。念のため。
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昭和の結婚式スタイルになってない? 40代50代60代の男性がやりがちな「結婚式に白ネクタイ」問題
大人の礼装なら、シルバーグレーなどライトなグレー系や、白黒グレーのストライプのネクタイがオススメ。ブラックスーツに合わせれば、時間を問わず着られる略礼装になります。
ここできっと40代以上の男性なら、「白ネクタイは?」と思われるはず。
おじ様たちの定番の装い、ダブルの黒スーツ&白ネクタイは、実は日本特有のルールなんです。
「礼服」「略礼服」といわれるブラックスーツに白ネクタイのスタイルは、ドレスコードでは礼装にもあたりません。
それどころか、ブラックスーツに白ネクタイのコーディネートは欧米の人々からすると、典型的なマフィアのスーツスタイル!ゴットファーザーです。
そんなこともあり20~30代の男性や、40代のおしゃれな男性の間では、結婚式にブラックスーツ&白ネクタイの装いは、もはや過去のスタイル。
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それでも40代、50代、60代以上の世代の男性によっては、まだまだブラックスーツに白ネクタイはフォーマルの定番となっています。
でもこれからの結婚式の装いをアップデートするなら、ぜひ昭和の慣習「結婚式のネクタイは白」からの脱却を!
白ネクタイ以外だとなんとなくマナー違反なような気がして落ち着かない世代の方は、白に近いシルバーグレーや、ライトグレーに白の縞などが入ったネクタイを選べば安心です。
カジュアルな結婚式や友人の結婚式などであれば、スーツに似合うネクタイの色を合わせてOK。
蝶タイ(ボウタイ)を合わせたり、ノータイでも、結婚式のスタイルによってはアリです。
また結婚式のテーマカラーを花嫁花婿に確認して、テーマカラーに合わせたネクタイの色を選んでも喜ばれます。
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おしゃれな男性ゲストはネクタイの結び方にもこだわる!
ネクタイは色だけでなく、その結び方も大切。上半身のバランスを決める大事な要素になります。
まず、ネクタイの一番広いところの幅と、ラペル(下襟)の幅が同じぐらいにしましょう。
またネクタイの結び目(ノット)はラペル(下襟)の幅に比例させること。
ラペル(下襟)の幅が広ければ、ネクタイの結び目も大きめしましょう。逆にスリムなラペルであれば結び目も小さめにするとバランスが良くなります。
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結婚式ならシャツもフォーマルを選ぶ
合わせる小物類もは、たとえばブラックスーツならタイはシルバーグレーなどが合わせやすく、結婚式の列席にはおすすめ。
更にジャケットと共布、またはグレーなどのベストを合わせると良いでしょう。
シャツはレギュラーカラー、ウイングカラー(シャツの襟が首回りを包むように立ち上がり、襟先のみ折り返されているデザイン)の白がフォーマルの基本的な装いです。
結婚式のスタイルによってはカラーシャツでも問題ありませんが、それでもボタンダウンシャツはカジュアルになるので避けましょう。
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ポケットチーフ、蝶タイでよりフォーマル度をアップさせる!
よりフォーマル感をだすのであれば、ジャケットは黒やダークグレーなどで、ジャケットの衿はピークドラペル(剣衿)に。
シングルならグレーのベストを合わせ、タイはシルバーグレーや白黒の縞。
さらにコールパンツ(グレーと黒のストライプのパンツ)を合わせると、いわゆるディレクターズスーツといわれるスタイルとなります。
ディレクターズスーツは昼の準礼装になるので、ゲストとしてはピッタリの装いになります。
ポケットチーフはスリーピークスでフォーマル感を演出しても良いですが、披露パーティへの出席ならパフドや、クラッシュもおすすめ。
蝶ネクタイも人気のアイテム。光沢感のある黒の蝶ネクタイは夜の結婚式向けですが、結婚式のスタイルや会場の雰囲気に合わせて、蝶ネクタイの色や素材、ボリューム感を選んでください。
靴はストレートチップやプレーントゥなどのひも靴、夜ならスリップオンタイプのものを合わせればバッチリです!
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男性の結婚式のスーツと小物選び【まとめ】
男性ゲストの結婚式の服装は、普段のスーツの着こなしでは、ただの“ビジネススーツ”の装いになってしまいます。
ぜひ小物を上手に取り入れて、結婚式ならではのコーディネートを楽しんでください。
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