「お色直し、どうしようか」と迷っている花嫁は、決して少なくありません。やりたい気持ちもある。でも費用も気になる。親の希望もある。ゲストへの配慮も頭をよぎる。
決めなければならないのに、何を基準にすればいいかわからない。そんな状態になりやすいのが、お色直しという選択です。
この記事では、お色直しの基本的な情報を整理しながら、「自分たちにとってどうするか」を考えるための視点をお伝えします。
そもそも、お色直しとは何か
お色直しとは、披露宴の途中で一度退場し、衣裳やヘアメイクを変えて再入場する演出のことです。
日本の婚礼では長く続いてきた慣習で、もともとは衣裳を重ね着する儀礼的な意味がありました。時代とともにその意味は変化し、現在は「衣裳を楽しむ」「パーティに変化をつける」という目的で行われることが多くなっています。
花嫁衣裳着用数と、平均的なデータ
「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、最も多い衣裳組み合わせは「ウェディングドレス+カラードレス」の2着で、ウェディングドレス1着のみで過ごした花嫁もおよそ13%います。
衣裳1着で過ごされた方は、14%。無回答やその他を合わせても18%なので、圧倒的に複数の衣裳を着用した花嫁が多いのは事実ですが、お色直しをする花嫁も、しない花嫁もどちらもいらっしゃり、どちらが正解、ということはありません。
お色直しに、どのくらい時間がかかるのか

お色直しで席を外す時間の目安は、衣裳の組み合わせによって変わります。
- ドレス→ドレス:約15〜20分
- ドレス→和装:約20〜30分
- 和装→和装:約20〜30分(ヘアメイクの変化が少ない場合はやや短め)
ただし、これはヘアメイクや着付けにかかる時間だけの目安です。実際には、会場とお支度室の移動時間、披露宴の進行状況による待ち時間なども加わります。お色直しを1回行うとして、中座時間は合計30〜40分ほどになることも珍しくありません。
お色直しの時間を短くしたい場合の工夫については、こちらも参考にしてみてください。
→ お色直しを時短する3つのアイディア
お色直しをした方がよいケース

花嫁ごとに事情は違いますが、現場の経験からお伝えすると、以下のケースではお色直しを入れることで披露宴がより自然に流れやすくなります。
着たい衣裳が複数ある
これが最もシンプルな理由です。着たいものを着る。それだけで十分な理由になります。
家族・親族から希望がある
「和装も見たい」という声は、特に親御さんから出やすいです。家族への気持ちを形にする場として、お色直しを捉える花嫁も多くいます。
ゲスト数が多い(100名以上)
ゲストが多い披露宴は、進行にメリハリをつけることが大切です。お色直しがあることで、パーティ全体のテンポが整いやすくなります。
披露宴時間が長い(3時間以上)
長時間の披露宴では、途中で場の空気を切り替えるための構成が必要になります。お色直しはその自然な区切りになります。
お色直しをしなくてもよいケース

一方で、お色直しをしない選択が、そのカップルらしい披露宴につながることもあります。
ゲストとの時間を大切にしたい
中座がないぶん、会場にいる時間が長くなります。ゆっくり話したい、ゲストひとりひとりと向き合いたいという方には、お色直しなしのスタイルが合うことがあります。
少人数婚・アットホームな式
ゲスト数が少なく、家族や親しい友人だけの披露宴では、お色直しがなくてもパーティが締まります。むしろ自然な流れで進む方が、その場の雰囲気に合うことも多いです。
費用を別のところに使いたい
衣裳を1着にすることで、装花・料理・演出など別の部分に費用を集中できます。何を大切にするかは、カップルによって違います。
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費用を抑えながらお色直しをするには
お色直しをしたいけれど、費用が心配という場合も、いくつか方法があります。
- 成人式や母親の振袖を使う。大振袖でなくとも、花嫁らしい帯結びで華やかに仕上げることができます
- ネット・アプリでドレスを購入する。式場提携店のレンタルより費用を抑えられることがあります
- 百貨店などのドレスセールを利用する。人気ブランドが通常より手頃に手に入ることがあります
「お色直しなし」はケチ? という問いについて

「お色直しをしないとケチだと思われるのでは」という不安を、今も相談でいただくことがあります。
率直にお伝えすると、そう思う人は今ではほとんどいません。バブル期には「回数が少ない=ケチ」という感覚が一部にあったようですが、現在の披露宴はスタイルもゲスト層も多様化しています。
それよりも、花嫁自身がどう過ごしたいか、どんな披露宴にしたいか、その軸で考えることの方が大切だと思っています。
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まとめ:正解はなく、「自分たちらしい」選択がある

お色直しをするかしないかは、どちらが正しいということはありません。大切なのは、何のためにするのか、自分たちにとって何が大切かを、少し整理してみることです。
着たい衣裳がある、家族に見せたい、パーティに変化をつけたい——そういう理由があれば、迷わずしてよいと思います。逆に、ゲストとゆっくり過ごしたい、費用を別に使いたい、1着に絞りたいという気持ちがあれば、しない選択も十分に理のある選択です。
悩んでいる場合は、お気軽にご相談ください。一緒に整理することができます。(text:atelier hauoli)
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また、衣裳選びの背景にある市場構造や「花嫁らしさ」の規範について、Researchの視点からまとめた記事もあります。読み物としてどうぞ。
→ 花嫁は自由に衣裳を選んでいるのか








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