挙式に参列してくださったゲストの前で結婚を誓い、ゲスト全員に証人になってもらう挙式が人前式です。
ゲストが2人の結婚を認め見届ける、宗教にとられない挙式スタイルで近年、人気が高まっています。
全国(推計値)
ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ
キリスト教式 50.9%
人前式 26.7%
神前式 18.3%
仏前式 0.6%
日本での人気は「宗教にとらわれない挙式」というより、「自由なスタイルで自分たちらしい挙式ができる」ことが人気の要因。
さらにキリスト教式や神前式よりも、リーズナブルにできるところが多いのも魅力です。
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そんな人前式で検定対策としてチェックしたいポイントはこちら。
式次第は自由なので、概要から出題されることが多い分野。なぜ人前式が一般的になってきたのか、理由やその背景もおさえておくと良いでしょう。
アメリカンウェディングとの比較で出題されることもあります。*詳細はアメリカンウェディング分野でお伝えします
人前式はなぜ広まった? 人気が出た?
自由なスタイルで自分たちらしいセレモニーを作ることができることで人気が出た人前式。他にもさまざまな要因で一般的になりました。
日本では、そもそも挙式に対して宗教を意識して会場やセレモニースタイルを選ぶことが少ないので、「宗教問題の回避」が大きな理由ではないかもしれませんが、自由にできる、どこででもできる、のは大きなメリット。
チャペル、神殿のない場所でウェディングを行う場合、自然に人前式を選ぶことになります。
人前式の式次第例
そもそも決まった式次第がなく、自由に作ることができるのが人前式の魅力です。
だから式次第もあくまで参考例だと思ってください。
人前式をプロデュースする際の注意点
儀式としての厳粛さに欠けた式次第になってないか? ということ。
自由に式次第をつくることができますが、手軽なイメージに仕上げってしまう場合もあります。
「誓いの言葉」「指輪交換」「婚姻届・結婚証明書への署名」など、儀式的要素を組み入れると、セレモニーが締まります。
それ以外にも、私たちプランナーの提案力が求められるのが人前式。
また司会者(司婚者)、立会人の在り方も重要です。
たとえば、
- 新婦のブーケやグローブの取り外しなどをサポートするアテンダーの役割を、友人が担う
- 結婚の承認の証として、ゲストにベルを鳴らしてもらう、バルーンリリースなどの演出を入れる
- 指輪交換の指輪をリングリレーでゲストに運んでもらう
など、ゲストに参加してもらう挙式スタイルを提案していくことも大切です。
人前式の配席例
キリスト教式や神前式、仏前式は、いわゆる「神様」に結婚を認めてもらう・報告するため、神様の方を向いています。
したがって、新郎新婦はゲストに背を向けています。
人前式は、ゲストに結婚を報告、承認してもらうので、ゲストの方を向いています。ココが最大の違い。
【検定対策】人前式のまとめ
おさえておきたい人前式の注意点は、儀式としての厳粛さに欠けた挙式にならないよう配慮する必要があるということ。
挙式は新郎新婦さまのご友人だけでなく、会社の方やご親族さまなど、幅広いゲストのみなさまが参列されます。
軽いものになり過ぎないよう、そしてお二人らしいオリジナルな挙式になるよう、私たちプランナーの提案力も求められる挙式スタイルだということを認識しておきましょう。
神前式やキリスト教式などと、人前式は「新郎新婦の立ち位置」「新郎新婦の向いている方向」「それぞれのゲストの位置」が、まったく逆になることに注意!
ゲストに結婚を報告・承認してもらうので、新郎新婦がゲストの方を向いていることを再確認しておきましょう。
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