日本の冠婚葬祭では、【六輝・六曜】を参考に日取りを決めることが多いです。
六輝・六曜とは、暦における吉凶を掲載した暦注の1つ。
プランナー検定受験者はもちろん、ウェディングプランナーは知っていて当然の基礎知識です。
加えて、十二直・二十八宿も婚礼に適した日だけ覚えておきましょう!
結婚式の日取り
結婚式は、季節:春/秋、曜日:土・日・祝日がほとんど。
これに加えて、日本人の生活に根付いている「縁起」を担ぐ習慣から、結婚式でも縁起を重視しています。
そこで参考とされているのが「六輝・六曜」という暦です。
六輝・六曜のはじまり
六輝・六曜の起源は中国だといわれ、日本には鎌倉時代〜室町時代にかけて伝わったとされています。
(ちなみに、六輝・六曜は日本の旧暦の時代に、吉凶というよりも現在の曜日の感覚で捉えられていたと言われています)
以前は「婚礼は大安に」という風潮が当たり前でしたが、現在では六輝・六曜をはじめとする暦注の吉凶にあまりこだわらない人たちも増えてきています。
結婚式はやっぱり縁起の良い日がいいから、六輝(六曜)はちゃんと調べる派
私は、吉凶なんて全然気にしないから、六輝(六曜)はこだわらない!
いろんな方がいらっしゃるので、六輝(六曜)はやっぱりウェディングプランナーにとって必要な知識です。
一方で、今も変わらず結婚式の日程を決める際に、六輝・六曜を重視されるカップルやそのご家族がいらしゃることも事実です。
また絶対ではないけれど、せっかくなら、縁起の良い日にしようと六輝・六曜を参考に日程を決められる方もいるので、プランナーとしては必須の知識です。
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六輝・六曜の読み方・意味・順番
六輝・六曜の巡りは、以下の順番で巡ります。
- 先勝
- 友引
- 先負
- 仏滅
- 大安
- 赤口
旧暦の1/1が先勝、1/2が友引、1/3が先負…といったように巡ります。
翌月の1日、つまり2/1は友引からはじまって、それ以降は同じように2/2は先負、2/3が仏滅、2/4は大安…となります。
(旧暦で六輝・六曜は巡っているので、現在の太陽暦(グレゴリオ暦)だとズレが生じるところがでてきます)
つづいて六輝・六曜の婚礼に適した順番は、以下のとおり。
- 大安
- 友引
- 先勝
- 先負
- 赤口
- 仏滅
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その他の暦注:中段十二直、下段二十八宿
六輝・六曜も化学的根拠はないのですが、それでも新郎新婦さまのお祖父様やお祖母様など、年配者や地域によっては、お日柄にとてもこだわる場合もあります。
その際、六輝・六曜とともに考慮してほしいのが、「中段十二直」「下段二十八宿」です。
六輝・六曜で縁起の悪い日であっても、中段十二直もしくは下段二十八宿であれば婚礼に適した日であったり…とお客様へ日程提案をする際に役立ちます。
ウェディングプランナー検定では「六輝・六曜」を中心に、「中段十二直」「下段二十八宿」を加えた問題が出題されることもあるので、検定受験者もしっかりおさえておきましょう。
【プランナー検定対策】まとめ&練習問題
日取りの問題は、ウェディングプランナー検定でも高頻出! 確実に点数を取れるようにしたい項目です。
コレに加えて、中段十二直の婚礼に吉・大吉とされる日取り、下段二十八宿の婚礼に吉・大吉とされる日取りを確実に覚えること。
ウェディングプランナー検定対策としてはもちろんですが、ウェディングの現場としても必ず必要な基礎知識なのでしっかり身に付けておきましょう。
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