挙式リハーサル、どこの会場でもやってくれます。
挙式直前にやるところもあれば、挙式1週間前にリハーサルするなど、どのタイミングで行うかは会場によって異なりますが、ちゃんと事前に挙式リハーサルやります。
本番の挙式中も、アテンダー(介添人)や聖歌隊&牧師先生、斎主や巫女さんなど…とにかく周りの人たちサポートしてくれます。
だから、挙式の流れや段取りが分からなくても、多少忘れてしまっても、「大丈夫です!」と、挙式リハーサルの時にも言われるはず。
私も言ってます。そんなに不安にならなくても大丈夫ですよー、と。
でも意外とサクッと終わる挙式リハーサルに不安を覚える方も多いはず。
今回うまく出来なかったから、もう一回…なんてことができないのが挙式ですから、不安に思って当然です。
特に神前式だと、玉串拝礼とか、三三九度とか…ドキドキしますよね。
しかも、動画や写真に残るので、できればスマートに、スムーズに、美しくやりたいですよね。
だからこそ神前式の“儀式”を、キレイに華麗に行うコツを確認しておきましょう。神前で挙式をあげる前にぜひ読んで頂きたい! そして後悔のない写真や動画を残していただきたい! と切に願っております。
多少のことは修正ができる時代ではありますが、立ち居振る舞いまではキレイにリタッチできませんから!せっかくの結婚式の写真が「なんだ、これ」にならないために。
ちょっとしたコツで、上品な花嫁になれます。
逆に言えば、ちょっとしたことで下品な花嫁にも見られてしまう、ということ。ぜひ最後までしっかりチェックしていってください。
三献の儀・三三九度とは?
三献の儀とは、神様に供えたお神酒で、新郎新婦さまが三三九度の盃を酌み交わす儀式です。
現在は以下のような略式で行うのが一般的。
小さな盃を新郎様にお渡しして、お神酒を注ぎます
新郎⇒新婦の順で、それぞれが3回に分けて飲む
中杯は新婦様にお渡しします。
新婦⇒新郎の順で、それぞれが3回に分けて飲む
大杯は新郎様にお渡しします。
大中小の3つの杯で、新郎新婦さまそれぞれが3口でお神酒を飲む、つまり計9回、口をつけることで「三三九度」といわれています。
これは日本で古くから行われていた自宅での結婚式で行われてた三三九度の儀式を、神前式にも組み入れたもの。
正式には、
【第1献:小盃】新郎⇒新婦⇒新郎 【第2献:中盃】新婦⇒新郎⇒新婦 【第3献:大盃】新郎⇒新婦⇒新郎
この作法で行われます。
神前式の三三九度で“下品な花嫁”に見られるのを防ぐには?
三献の儀にて、巫女さんから受け取った杯は、左手で受け取って、右手を添えること。
より美しく見せるなら、この2つを意識して。
親指以外の4本の指を揃えて杯を持つ、これだけでかなり美しくみえます。
4本の揃えた指で杯を支えて、親指をかけて固定、さらに脇を開きすぎないよう注意しましょう。
脇を開いていたり、指を開いてガッチリと杯を持つと、どうも酒豪花嫁感が出てしまいます。指先一つで、下品な花嫁という誤った印象を持たれてしまう危険が!
そんな残念な結果にならないよう、指は揃えて、脇も軽く締めて、たったコレだけで、育ちの良い花嫁な仕上がりになります。
また2つ目の、杯を口元の方にもっていくのも大切。
お神酒をこぼさないか、着物を汚さないか等心配になって、ついつい口から杯を迎えにいきがちなのはよく分かります。
が、これでは、アゴを前に突き出した状態で写真にも残ってしまいます。エレガントさのかけらもありません。ゆっくりと杯を口元に運ぶよう、十分意識して!
ちなみに、お神酒は飲み干さなくても大丈夫。お酒が苦手な花婿花嫁様は、担当プランナーや巫女さんに、事前に伝えておきましょう。
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玉串拝礼(奉奠)とは?
玉串拝礼(玉串奉奠)とは、新郎新婦さまが玉串を神様に捧げる儀式です。
流れは、ざっくりこんな感じ。
斎主が玉串を神前に捧げて、一拝 巫女が玉串を新郎新婦に渡す 新郎新婦は神前に進む 玉串案の前で玉串を捧げて一拝。玉串を奉奠 新郎新婦は一歩下がって、二拝二拍手一拝
*神社やホテル・結婚式場などによって、やり方は異なるので、あくまで参考例です
玉串の捧げ方、コレだけ覚えれば大丈夫!
玉串の捧げ方は挙式リハーサルでも必ず教えてもらいます。
そして一番、不安になるところ。
正直言って、リハーサルでスムーズにできてたとしても、挙式本番で緊張して何だかよく分からなる…こと多いです。めっちゃ分かります。
ネットでもやり方をググって復習された方、いらっしゃるのでは?
正しいやり方は色んなサイトで出ているので、キッチリと覚えたい方はそちらをチェックしていただくとして、atelier hauoli ではあくまで「格好がつけばいい」「それっぽく、いい感じに見えるように」にポイントをおいてアドバイス。
お供え方が分からなくなったら、「玉串は時計回りに捧げる」コレだけ覚えておいてください。
時計回りに、玉串をぐるっと回して供えたらOK。
もうパニックになっちゃったら、玉串の持ち手の方(榊の葉が茂っていない方)が、神前に向いて捧げられたらよし。キョロキョロしたり、やり直したりするよりはずっとマシです。
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美しい二拝二拍手一拝とは?
二拝二拍手一拝とは、二回お辞儀をして、二回柏手を打って、一礼する、神社での参拝作法です。
神前式では玉串拝礼(玉串奉奠)の際に、神前に向かって行います。
お辞儀は、深々と下げるというよりは、腰から上半身を折るイメージ。頭だけを下げる、首を曲げるのではなく、おしりを突き出すように、折るようにします。
背筋は必ず伸ばし、視線は1.5〜2mほど先を見るようにしましょう。くれぐれも首だけを折り曲げないように。
結婚式では緊張もありますが、神前式では低頭するシーンは多いので、キレイなお辞儀ができると、それだけで写真・動画の仕上がりが違います!
柏手は、指を揃えてしっかり音を出しましょう。新郎新婦さまでタイミングを揃えて、恥ずかしがらずに高らかに。
親族代表の玉串拝礼(玉串奉奠)が無い場合、参列者全員が新郎新婦さまに合わせて二拝二拍手一拝をするので、二拝もそれぞれ丁寧に。
柏手もしっかりと音を出して、ゲスト全員の目安になりやすいよう、ひと動作ごと分かりやすく行うと良いでしょう。
まとめ【神前式の儀式を美しく行う】
神前式の儀式の中でもハイライトといえる「三献の儀」と「玉串拝礼(玉串奉奠)」を美しく行うポイントをお伝えしました。
婚礼の儀式としても重要ですが、三献の儀も玉串拝礼も、写真・動画にも残ります。
儀式の流れはもちろん、美しくみせる立ち振舞を事前に知っているのと、知らないのでは大違い。ぜひとも指先、姿勢に注意して美しい花嫁姿を残してください。
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