「お色直しがないとケチだと思われませんか?」
この質問、花嫁さまや、両家の親御さまから、よく問い合わせをいただきます。
“お色直しなし”をケチだと思う人、今では本当に少ないと思います。
ケチだと思うかどうかは個人の感想なので、「ゼロです!」とは申し上げられないのですが、正直、気にされる必要はないかな、と思います。
プランナーの先輩方によると、たしかにバブル期はあったそうですよ。お色直し回数が少ないとケチだというノリが。
だからその名残?からなのか心配される方もいらっしゃいます。
でもこの令和の時代、かなりウェディングも多様化していますから。心配する必要ありません。
ちなみに、ゼクシィの結婚トレンド調査によると、ウェディングドレス1着で過ごされた方は、およそ22%。
少なく感じられるかもしれませんが、最も多かった2着(ウェディングドレス&カラードレス)着られた方につづいての2位です。(「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」調べ)
お色直しを「やる」か「やらない」かは、人それぞれです。
ただ、結婚式のスタイルによってはお色直しがあったほうが良いパーティもあります。
お色直しがあった方が良いのは、ゲストが大人数、花嫁さまが着たい衣装が多い、などのケース。
パーティの内容によっては、お色直しがある方がメリハリがつく場合もあります。
結婚式プロデュースを行う私たちの目線から、お色直しの有無や回数、お色直しにかかる時間など、“残念なお色直し”にしないための基本をお伝えします!
お色直しは何回がベスト?
お色直しの回数は、平均1回。(「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」調べ)
ただお色直しの回数よりも大事なポイントは、花嫁がどのぐらい席を外すのか、つまり中座している時間の長さ。
お色直しが1回でも2回でも、「花嫁不在の披露宴をいかに短くするか」がゲストの満足度を上げるポイントになります。
お色直し「なし」は、 ケチだと思われる?
お色直しを「無し」にされる花婿花嫁さまも、もちろんいらっしゃいます。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、結婚式の衣装が「ウェディングドレス1着のみ」の花嫁はおよそ22%。
お色直しが無くたって、変でも、失礼でもありません。
それよりも、お色直しをしないことで、生まれるメリットがあります!
お色直しをしないことでケチだと思う方も、めっきり聞かなくなりました。
そもそもお色直しの「やる」「やらない」は個人の自由ですから。
お色直しをしないと、披露宴が間延びしない?
それは披露宴の構成次第。まったく心配する必要はありません。
ただお色直しをやった方がいい花嫁さま、むしろお色直しをしないと逆に残念な結婚式になりそうなカップルもいらしゃいます。
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お色直しをやった方がいい花嫁、むしろお色直しをやらないとダメな花嫁はどんなタイプ?
いろんな衣装を着たい花嫁様は、当然ながらお色直ししましょう!
我慢する必要なんてありません。毎年結婚式をする訳でないので、今回限りは着たい衣装をせっかくなので着ておきましょう。
親、おじいちゃん・おばあちゃんなどご家族、ご親族さまからのリクエストがあるカップルも、お色直しをされた方がやはり喜ばれます。
ドレスだけじゃなくて、和装も着てほしい…これはよくご家族・ご親族さまからの声でよく上がります。
ゲスト数の多い披露宴、または披露宴時間が長時間に渡る、こんなパーティならお色直しを入れましょう!
この2つは、プロからみてお色直しをおすすめするパターン。
まずゲスト数が100名など多い場合、演出的にもお色直しを入れるほうが、披露宴の進行にメリハリがでます。
ちょっと特殊な例かもしれませんが、ゲストの顔ぶれがお仕事や取引関係者が多い場合も、お色直しを入れたほうがいいです。
こういう結婚式の場合は、どちらかというと花婿花嫁さまを「披露する」ことが大切だったりするので、お色直しはマストです。
披露宴時間は平均2.5時間〜3時間ですが、それ以上に長い場合はお色直し、もしくはドレスを変えなくてもヘアチェンジなどを入れる中座を組み込みましょう。
進行のメリハリをつけるためもありますが、花婿花嫁さまのトイレや休憩をとるためにも必要。お煙草吸われる方もここで休憩入れたいはずです。
お色直しにかかる時間は?
お色直しにかかる時間の目安は、これぐらいを想定しておいて。
- ドレス→ドレス 約15~20分
- ドレス→和装 約20~30分
- 和装→和装 約20~30分 (「打掛⇒打掛」「ヘアやメイクのチェンジない」場合はもっと短時間)
ヘアメイクさんのスキル、スタッフの人数、さらにヘアスタイルや衣装の種類によって異なりますが、おおよそお色直しは20、30分みておきましょう。
実はこのお色直し、ヘアメイクさんや着付け師さんの施術時間よりも、割と時間を取られてしまうことが2つあるんです。
1つめは、会場⇔ブライズルーム/美容室(お支度室)の移動時間。
この移動、意外に時間がかかるんです。
まず、会場と、衣装ヘアメイクチェンジをするお部屋が離れているホテルや会場では、本当に時間を取られます。
エレベーターの待ち時間も含め、意外と移動に時間がかかるんです!
2つめは披露宴の進行具合によっては、お支度しているお部屋で待機する時間ができてしまうこと。
ヘアメイクさんや着付け師さんが手早く済ませてくれても、披露宴会場のお食事のスピードや、サービスの進行具合によって、再入場のスタンバイが遅れることもあります。
他にも、ゲストが一斉にお手洗いや、タバコ休憩に席を立たれていたり…
そうなると、花婿花嫁さまの準備が完璧でも、披露宴会場が整うまでは待ち時間になります。ゆっくりできていいのですが、ここでも時間がとられていると思って。
予算が無い!でもお色直しをするには?
お色直しがしたくても、予算的に厳しい…それでも方法はいろいろあります。
- 成人式の振袖などを、お色直しとして着用
- 百貨店などのドレスセールでドレスを購入する
- アプリ、ネットでドレスを購入する
成人式の振袖、お母様の振袖など、お着物をお持ちであればそれを結婚式で着ることができます。
大振袖という花嫁用の振袖でなくとも、花嫁らしく華やかな帯結びにしてもらえば、振袖ゲストとの差別化もできます。
また百貨店などのドレスセールや、ネットやアプリを利用すれば、ドレスショップでレンタルするよりもリーズナブルに購入できます。
着用後は保管はもちろん、リセールもできます。
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お色直し、やる? やらない?【まとめ】
お色直しをやるかやらないかは、花婿花嫁次第。
回数、時間のコントロールとうまくやれば、中座時間も短く、披露宴会場(バンケット)にいる時間も長くなるのでゲストとの会話や写真を撮ったりとコミュニケーションも増えます。
コミュニケーションが増えれば、ゲストの満足度もアップ! 満足度の高い結婚式になります。
一方、結婚式のスタイルやカップルによっては、お色直しをやった方が満足度の高い結婚式になる場合もあります。
特に「100名以上などゲスト数が多い」、それから「披露宴時間が3時間以上の予定」この2パターンはお色直しをやった方が良いです。
なぜなら、披露宴にメリハリがつくから。
それ以外の花婿花嫁様は、もう自分たちがやりたいかどうかで決める。
お色直しが無いとケチだと思われるかも…なんて心配する必要なし!
「自分たちがやりたい」「ご家族が希望している」など、もう自分たちサイドの理由で決めましょう。
実際、ゲストはお色直しの有無よりも、花嫁不在の時間が長過ぎる方が気になります。
お色直しの時間をギリギリまで削って、花婿花嫁さまもゲストも幸せな時間が過ごせる披露宴にしましょう。
【出典】ゼクシィ結婚トレンド調査2021
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