日本で今、最も人気がある挙式が「キリスト教式」です。
全国(推計値)
ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ
キリスト教式 50.9%
人前式 26.7%
神前式 18.3%
仏前式 0.6%
ここではキリスト教式についての基本・ウェディングプランナー検定でよく出題されるポイントをお伝えします。
検定対策として、最低限チェックしてもらいたいのは、この2つ。
概要や移り変わりは、日本のブライダルの歴史のところでも触れるので、ここではこの2ポイントは確実に覚えておきましょう。
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キリスト教式はいつから日本で行われた?
キリスト教禁止が撤廃された1873年(明治6年)以降、日本でもキリスト教式が行われるようになった言われています。
その後、いわゆるチャペルがホテルに登場したのは、1970年代。
1975年(昭和50年)に、新宿の京王プラザホテルに日本の都市型ホテルとしては初めてのチャペルが付設したことで、その他のホテルも追随。
高度経済成長期(〜1973年)に加えて、戦後のベビーブームに生まれた方たちが、ちょうど(当時の)結婚適齢期を迎えたため、そもそも結婚する人も多かったんです。
1980年(昭和55年)山口百恵と三浦友和の挙式、1985年(昭和60年)に神田正輝と松田聖子の挙式が教会で行われ、メディアで大々的に報道されて以降、キリスト教式に一気に注目が集まったと言われています。
今も昔も、みんな大好き芸能人の結婚式!
特に当時の大スターが教会で挙式を挙げたことで注目は大きかったそう。
(ちなみに、山口百恵さんの挙式は、霊南坂教会。松田聖子さんはカトリック碑文谷教会。)
キリスト教式へのニーズが高まったのは、1990年代後半に入ってから。
チャペルの建設ラッシュ。そして、インポートドレスが流通しだしのも同じ頃
ウェディングドレスへの憧れ、友人も列席できる、そして和装よりもドレスの方が低価格で衣装代が抑えられることから、徐々に人気が高まっていきました。
キリスト教式はざっくり2種類
キリスト教式は、大きく、それはもう大きく分けると2つ。
カトリック派とプロテスタント派にわかれます。
ざっくり言えば、カトリック派はルールが厳しいと思っておいて。
たとえば、プロテスタントは信者さん以外の挙式も広く認めています。
だから基本的には日本のホテルや結婚式場で行われている挙式は、キリスト教のプロテスタント式による挙式が行われています。
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キリスト教の挙式をおこなえる場所
キリスト教の挙式を行う場所も、ざっくり2パターン。
1つは、ホテル、ゲストハウスなど結婚式場につくられたチャペル。ほとんどは商業用ですね、挙式をやるための施設です。
そして2つ目は、街中に建っている教会。日曜日は信者さんが来られていたりと、いわゆる信仰の場になっているリアルな教会のこと。
教会で挙式をおこなう場合、聖職者との面談やミサ/礼拝への参加を求められることもあります。
検定では、【チャペル】【教会】この違いが出題されることも。
キリスト教式の式次第
式次第とは挙式の流れ、プログラムのことです。
教会/チャペルによって、進行は異なりますが、検定対策用に一例をチェックしておきましょう。
キリスト教式での配席例
ゲストの横の並びはあくまで一例です。ここで覚えておいてほしいのは、新郎新婦さまとそれぞれのゲストの位置。
これだけ確実に覚えておきましょう!出題頻度高め、かつウェディングの現場では常識的な知識です。
日本のキリスト教式はオリジナル?
日本のチャペルでおこなわれているキリスト教式は、かなり日本流にアレンジされた独自のものであることがほとんど。
ヴァージンロードに、“赤い絨毯”が引いてある印象がありますよね?
実はあれも必ずしも必要なものではありません。
米国では、アイル(日本で言うヴァージンロード)に絨毯を引きたい場合は、
新婦サイドで用意する必要があります
花嫁が左側を歩くのも、実は決まりがないです。なぜなら、欧米の場合はその時代の考え方によって違っていたから。
他にも、新婦は伏し目がちに歩く、新婦のヴェールは新郎以外が上げるのはダメ…などは日本の独自ルールなんです。
【検定対策】キリスト教式のまとめ
式次第はひと通り、確認しましょう!
誓約〜結婚証明書にサインをするところまでは、よく間違えやすい流れです。
教会/チャペル内での席次(配席)ですが、今回、確実に覚えてほしいのは、
祭壇に向かって、右が新郎、左が新婦。
あとは下画像の席次(配席)は、会場のベンチ(椅子)の大きさによっても座るメンバーが変わります。が、検定ではそんな些細なところよりも、「血縁関係の濃い方ほど前列」という本質を押さえておきましょう。
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