ハウスウェディングの誕生【プランナー検定対策】

2000年以降での大きなトピックスは、ハウスウェディングの登場です。

バブル崩壊後のウェディング業界の大転換期に加えて、ゲストハウス(邸宅型会場)の出現でビジネスモデルはもとより、結婚式に対する考え方にも大きな変化がみられています。

ただ暗記するというよりは、背景も含めて理解しておくとよい分野でしょう。

特に押さえておきたいのは下記の4つ。

  • ハウスウェディングの誕生時期
  • 「貸し切り」「アットホーム」といったキーフレーズ
  • ゲストハウス(邸宅型会場)が誕生したことで、どういった変化があったのか
  • 会場の二極化。会場の種類、どういった会場なのか。

会場の二極化はどのような背景があって進んだのか、代表的な会場はどんなタイプなのか把握しておきましょう。

プランナー検定対策INDEX

ハウスウェディングの誕生

新郎新婦
Photo by Camila Cordeiro on Unsplash

2000年代に入って登場した人気スタイルが、ゲストハウス(邸宅型会場)での結婚式、”ハウスウェディング”です。

ゲストハウスは、一軒家を貸し切り、または貸し切りの感覚で使い結婚式を挙げるスタイル。

貸し切りの感覚…!?

完全貸切ではなくても、当日、自分たちのゲスト以外に会わないような動線やスケジュールを組んで「貸し切り」のようにしている、ということ。

ホテルだと、隣の披露宴会場で他の結婚式、もしくは宴会等が行われたりしていますが、ゲストハウスは基本的にそういったことなく、貸し切り感覚で使えますよー、というのが当初からのウリでした。

2000年代になると、媒酌人をたてない新郎新婦さまも増加

さらに義理で上司や会社の方を招待する、ということも少なくなり、本当に招待したい人だけを招いて挙式・披露宴を行いたいというカップルが増えました

いわゆる「アットホームウェディング」という言葉がゼクシィ紙面を賑わせていたころ。

限られた人数のゲストと、貸し切り・貸し切り感覚で使える会場で結婚式を行うスタイルが支持を集めました。

【媒酌人減少】【ゲスト数減少】は、検定用に押さえておいて!

カップルのニーズを捉えたゲストハウスが、全国で増加したのも想像できますよね。

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ヴィレッジ型のゲストハウス

ゲストハウス(邸宅型会場)は、1つの敷地内に異なるテイストの邸宅を集合させて、それぞれの一軒家を貸切り感覚で使用できるようなスタイルがはじまりでした。

© atelier hauoli

チャペルと、一軒家をバンケット(披露宴会場)として使用するイラストのようなスタイルをヴィレッジ型(集落型)のゲストハウスといいます。

たとえば、上のイラストのようなヴィレッジ型ゲストハウスであれば…

私は10:00〜チャペルで挙式を挙げて、11:00〜バンケットAで披露宴。

私は、チャペルで11:00〜挙式。

その後は、バンケットBで披露宴。

披露宴のお開き(終了)は、だいたい14:00ぐらい。

バンケットAのお開き(終了)あたりは、私たちはまだ披露宴の半ば。

といったように、他のゲストに会うことなく、貸切り感覚で会場を使用できるようになっています。

(ちなみにイラストの会場のように、出入りできる門が2つあると、かなり貸切り感が強くなります。)

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料金の”高い会場” VS ”安い会場”

ファーストダンス
Photo by Marius Muresan on Unsplash

2000年代は平成大不況、デフレ時代などと言われつつも、一方でITバブルやビットコインバブルなど収入格差が大きく広がるような情勢がつづいています。

いわゆる収入格差や資産格差などのファイナンシャル面は、ブライダル業界にもそのまま反映され、料金の高い会場と安い会場の二極化が生まれました。

高価格帯の会場の代表格は、外資系高級ホテル。

バブル崩壊後のホテルウェディング

そして、ゲストハウス(邸宅型会場)も単価が上がり、高級志向の会場が増えてきました。

高価格帯会場低価格帯会場
外資系高級ホテル
ゲストハウス(邸宅型会場)*高級志向のゲストハウス
ミニチャペル/プチチャペル
海外旅行慣れしたカップルに認知。イメージも良い。
富裕層のお客様中心に人気
挙式特化型の会場。
比較的小規模なチャペル、人前挙式会場。
写真撮影・衣装などをセットにした低価格帯のパック料金で提供。
収入格差だけでなく、結婚式に価値を見出だせないカップルにも支持される。

【プランナー検定対策】2000年以降のブライダル業界 まとめ

2000年代の大きなポイントは、「ゲストハウス」の登場ハウスウェディングのはじまりです。

また収入格差の広がりがウェディングにも反映され、高価格帯会場と低価格帯会場の二極化が顕著になった時期でもあります。

それぞれの背景や、状況を確認しながら理解を深めましょう。

  • ハウスウェディングの誕生時期…2000年代
  • 「貸し切り」「アットホーム」といったキーフレーズ
  • ゲストハウス(邸宅型会場)が誕生したことで、どういった変化があったのか…媒酌人をたてないカップル増加。会社関係など招待しない等からゲスト数の減少。
  • 会場の二極化。会場の種類、どういった会場なのか…【高価格帯会場】外資系高級ホテル、ゲストハウス、【低価格帯会場】プチチャペル、ミニチャペル

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