レストランや公共式場、その他会場でのウェディングをまとめてお伝えします。
レストラン・料亭において、検定の出題ポイントはこちら。
その他の会場においては、利用は少なくともいろんなタイプがあることを認識しておけばOKです。
レストランウェディングのはじまり
レストランウェディングは、1990年代ごろから行われはじめたと言われています。
1990年代は、実は近年のウェディングにおける転換期。
バブル崩壊後の不景気から、節約志向が徐々に高まってきたことで、今までのウェディングに関する価値観が大きく変化しはじめた時期でした。
これまでは「お祝い事にはケチケチしない!」といった慣習が根強かったんです。
従来のホテルで定番的な結婚式から、さまざまな会場へ嗜好が移りはじめたきっかけは不景気からの節約志向からとはいえ、ここから日本の結婚式のニーズが「オリジナリティ」「アットホーム」へと意識されるようになりました。
この状況の中で1993年に創刊された結婚情報誌「ゼクシィ」によって更に大きな転換を迎えることになります。
ゼクシィでは結婚式の料金が掲載され、新郎新婦さまが料金の比較・検討ができるようになりました。
考えられないかもしれませんが…
以前は、結婚式の料金を、明確にオープンにしている会場って無かったんです。
人生最大の慶事とされていた「結婚式」の料金は、「ケチっちゃいけない」「お祝い事にお金を掛けないなんて…」といった、どこか聖域的なところがあったんです。
だから料金の掲示がなかったという、今では考えられないことですよね。
その後、レストランウェディングは、一時、大きな盛り上がりをみせたものの、設備面の問題が認識されはじめ、ゲストハウス(邸宅型会場)などに取って代わられるようになっていきました。
ただ近年、設備面を充実させたレストランや料亭、スターシェフといわれるようなシェフや老舗料亭、ミシュラン星付きレストランなどのウェディング施行などから、一定数のシェアをおさえています。
レストラン・料亭はどんなカップルに人気?
大切なゲストだけで披露宴をやりたい!
ホテルで大きな披露宴というより、限られた人数で大切なゲストを招いて楽しみたい新郎新婦さまにレストランは人気です。
お料理にこだわりたい! お料理の魅力を活かしたい!
お料理にこだわりたいカップルには、レストラン・料亭人気は当然ですが、自由度の高さからオリジナリティのあるウェディングを行いたいカップルにも支持されています。
オリジナリティのある結婚式がやりたい! 結婚式は自分らしく挙げたいな。
総じて「ホテルや式場の婚礼料理に満足できない」といいうカップルがレストランや料亭を選択していました。
料亭&レストラン ウェディングのメリット&デメリット
個人経営も多い料亭・レストランは、ホテルやゲストハウスなど以上に各レストラン、料亭によって事情は異なりますが、ざっくり一般的なメリット&デメリットは下記のとおり。
憧れていたブランドのウェディングドレスを持ち込んだけど、持込料なども取られなかった♪
私たちはレストランのトイレの数にも注目しています!通常営業では問題ない数でも、ウェディングのゲスト数によってはトイレの数が足りないことも。
ゲスト様の顔ぶれによっては、バリアフリーかどうかもチェック!車椅子やベビーカーが通れるか、サポートがどこで必要になりそうか…などもチェックしています。
その他の会場
日本における主な婚礼会場は、ホテル、専門式場、ゲストハウス(邸宅型会場)、そして今回取り上げたレストラン・料亭ですが、ここ最近は特にそれ以外の施設、スペースで結婚式を行うカップルもでてきました。
- 寺社仏閣
- 公共式場…国・地方自体が運営している公共施設。比較的リーズナブルに行える。
- ビーチ
- ガーデン
- テーマパーク…東京ディズニーリゾートなど
- 駅、電車内
- 美術館・博物館、水族館
- 歴史的建造物
- キャンプ場
- 船…クルーズウェディング
- 野球・サッカースタジアム、ゴルフ・スキー場などスポーツ施設
- レンタルスペース、貸別荘など
もちろん飲食の提供が難しいスペースの場合は、挙式のみ行い、披露パーティーは近くのホテルや式場、レストランなどを利用する場合もあります。
専門スタッフがいないスペースの場合は、フリーランスのブライダルプランナー(フリープランナー)にプロデュースを依頼することも!
【まとめ】レストラン・料亭、その他会場
レストラン・料亭の【まとめ】は以下のとおり。
- レストランでのウェディングは1990年代ごろに誕生
- お料理にこだわりたいカップルに人気
- 本当に招きたいゲスト、人数限定で行いたいカップルにも支持されている
- ウェディングに力を入れているレストラン・料亭では、ブライダル専門のスタッフや、控室などの必要なスペースを確保しているところもある。中にはチャペルを併設しているレストランも!
- 衣装や装花など、関連商品・サービスを持ち込むことに対して制限していないレストラン・会場もある
- だからオリジナリティを出せる可能性が高く、それを望むカップルにも選ばれている
その他会場については、地方自治体や国が運営している公共式場であれば、比較的リーズナブルに結婚式ができること。
それ以外の会場に関しては、以下2点を押さえておきましょう。
1つ目は、現在さまざまなスペースで挙式ができるが、場所によっては飲食のサービスが難しく、近隣のレストランやホテルなどで披露パーティが行われていること。
2つ目は、プロデュース会社がはいっていなかったり、専門スタッフがいない場合は、外部のブライダルプランナー(フリープランナー)に施行を依頼することも認識しておきましょう。
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