披露宴・ウェディングパーティの一般的な流れを中心に、近年の傾向を学んでいきましょう。
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これは今の結婚式のトレンドや傾向がよく分かるリサーチ資料。披露宴での演出や、新郎新婦様の捉え方などが網羅されています。
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- 一般的な流れを把握する
- ゼクシィ結婚トレンド調査もチェックしながら、披露宴の移り変わりを知る
披露宴・披露パーティの一般的な流れ
以前に比べると、出題される頻度が下がりましたが、一般的な流れは基本として押さえておきましょう。
迎賓とは?
迎賓とは、ゲストが披露宴会場(バンケット)へ入る際、新郎新婦&親御様が会場入口で一列に並んで、ゲストに挨拶をしながら出迎えることを言います。
迎賓って、絶対やらないとダメ?
「迎賓なし」でも大丈夫です。
迎賓をやりたくない、または会場のスペースの関係で迎賓がない会場もあります。
新郎新婦と親も一緒に並ぶの?なんかこっ恥ずかしいけど…
迎賓は「新郎新婦様のみ」「新郎新婦様&親御様」、「新郎新婦様&親御様&媒酌人夫妻」の場合もあります。
ちなみに、ゲストを迎え入れる「ホスト側」がつくる列のことを、結婚式に限らず「レシービングライン」と言います。現場では”レシビ”と略されていたります。
新郎新婦入場開宴の辞とは?
新郎新婦入場では、媒酌人夫妻がいらっしゃる場合は一緒に披露宴会場(バンケット)に入場します。
開宴の辞で披露宴が開始されます。一般的には司会者が行います。
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媒酌人挨拶(新郎新婦紹介)
媒酌人挨拶は、媒酌人がいらっしゃる場合に行います。
以前は、媒酌人がゲストへ挙式が滞りなく行われた報告と、新郎新婦の経歴や馴れ初め等の紹介を行いました。
現在は媒酌人をたてるカップルも少ないので、挙式の報告などは新郎様から直接、ウェルカムスピーチとして伝えられたり、司会者が代行することも。
ちなみに今は、新郎新婦さまのプロフィールなどは、動画やペーパーアイテムなどで対応することが多いです。
主賓祝辞は誰にお願いする?
ゲストを代表して、主賓がお祝いの挨拶をします。
新郎新婦様それぞれのご上司、恩師などが一般的。
新郎側、新婦側の各主賓が行いますが、共通の場合は「両家主賓」としてご挨拶いただきます。
主賓祝辞も、友人や親族のみの披露宴やパーティーでは省かれますし、たとえば新郎側のみ主賓祝辞あり、の場合もあります。
だからプランナー検定で「主賓祝辞(主賓挨拶、主賓スピーチ)は必ず必要」と出たら、それは間違い! 必ずしも必要なものではありません。
乾杯は誰がする?
日本のウェディングでは、主賓格のゲストが乾杯の発声を行うことが一般的。
乾杯のご発声の前に少しお祝いのスピーチを入れられることが多く、新郎新婦と両家の幸せを願って行います。
乾杯の発声をもって「開宴の辞」とする場合もあります。
ちなみに、米国ではベストマンが乾杯の発声を行います。コレ、よく出題されます!
ウェディングケーキ入刀
新郎新婦さまがウェディングケーキにナイフを入れます。
この後、ケーキをお互いで食べさせ合う「ファーストバイト」や「ケーキシェアリング」とよばれる演出を行うカップルもいます。
ウェディングケーキ入刀は、お色直し前に行うこともあります。
お色直し&再入場とは?
新郎新婦さまが衣装チェンジ、つまり「お色直し」のために、中座します。
お色直しの回数はカップルによって異なります。
新郎新婦さまが中座している間に、「祝電披露」が行われることもあります。
ゲストが歓談やお食事を楽しんでいる間、新郎新婦さまは衣装チェンジやヘアメイクを整え、お支度をすすめます。
再入場されるときは、各テーブルの挨拶回りの演出を行いながら入場するのが一般的。「テーブルアラウンド」といわれれています。
新婦の手紙朗読/両親への記念品贈呈
新婦から両親への感謝の手紙の朗読、その手紙と共に新郎新婦さまが、ご両親へ感謝を込めてプレゼントを贈ります。
一般的には、お母様に花束、お父様へブートニア、が多いですが、新郎新婦さまが生まれたときの体重のテディベアや、旅行券、お酒など、ご両親に合わせて贈るカップルもいます。
検定では、「両親への記念品贈呈・手紙の朗読」となっていますが、流れとしては手紙⇒記念品贈呈。また新婦の手紙は絶対に行わないといけない演出ではありません。
両家代表謝辞・新郎謝辞
ゲストに対して感謝を伝えるスピーチです。
一般的に、両家を代表して新郎お父様が「両家代表者辞」、次に新郎さまからの謝辞が続きます。
もちろん新婦お父様からの謝辞や、新婦からの謝辞を加えてもOK。ここはご両家様によって異なります。
お開きの辞
一般的に司会者が行います。
結婚式というおめでたい席なので、「閉宴」「終わり」という言葉は用いず、「おひらき」と言います。
当て字で「御披良喜」「御披楽喜」「御飛楽喜」などと表記する場合も。
この後、エンドロール動画を流すパーティーもあります。
送賓は何するの?
ゲストのお見送りです。
新郎新婦、ご両親が並んで、会場の出口でゲストにお礼を述べながらお見送りします。媒酌人夫妻もいらっしゃれば、新郎新婦とご両親と共にゲストを見送ります。
この際に、プチギフト、サンクスギフト、送賓の品などと呼ばれる、ささやかなプレゼントを全員に手渡しします。
迎賓はやる or やらない、はカップルによって異なりますが、送賓は必ずといっていいほど行います。
披露宴【プランナー検定対策】まとめ
一般的な披露宴の流れ、内容をみてきましたが、これらひと通り行う披露宴平均時間は、約2時間30分。
あくまで一般的な流れなので、新郎新婦さまからの情報を収集し、どんな披露宴にするのか全体的なコンセプトをつくりましょう。
またご両家様や新郎新婦様のお話を伺いながら、提案していくことも大切です。
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