婚礼料理の概要でもお伝えしましたが、料理は出題頻度が高い項目です。
フランス料理のメニューは、「順番」「名称」「内容」を暗記しておきましょう。
あくまでメニューは一例ですが、流れと名称、内容を覚えておけば、検定対策だけでなく、今後プランナーになった時にも、ホテルやレストランでお仕事をする際にも、さらに大人として知っておいて損のない知識です。
フランス料理のメニュー例
この流れはすべて覚えましょう!
アミューズ/アミューズブーシュ
アミューズ(アミューズブーシュ/アミューズグール)一口で食べられる程度の前菜のこと。
アミューズは、メニュー構成などによって出されることがある、と思っておいてください
日本料理の「付き出し」のようなもので、控室や披露宴前のウェルカムパーティにて、食前酒(アペリティフ)と一緒に提供される場合もあります。
オードブル(前菜)
日本料理の「先付け」にあたる、食欲をそそるための役割もあります。
メインに続くお料理に繋がるよう、少量で提供され、温製“温かいもの”、冷製“冷たいも”、“山のもの”と“海のもの”といったように、2種類、もしくはどちらかがサービスされます。
アミューズもオードブルの1種とされ、彩り良く盛り付けられ目でも楽しめる一皿です。
スープ(ポタージュ)
コンソメとクリームスープ系に大別されます。
ウェディングの場合は、メニュー構成や価格によってどちらかが組み込まれていますが、正式な場ではコンソメが一般的です。
フランス料理では、「飲む」というより「食べる」という感覚に近いスープ。
季節によっても提供されるスープの種類は変わってきます。
披露宴の場合、スープ前後でパンをサービスすることが多いです
魚料理(ポワソン)
魚介類、甲殻類のお料理がポワソンです。
海老、カニなど甲殻類はアレルギーにも注意しましょう
ちなみに、公式テキストでは魚料理の内容で、次に説明するソルベ/グラニテが記述されています。
ソルベ/グラニテとは?
魚料理のあとに、お口直しとして出されるのがソルベ/グラニテです。
シャーベットのことです。いわゆる氷菓。
ソルベ/グラニテを召し上がってお口の中をリセットします
シャンパンなどアルコールを素材として作られますが、グレープフルーツなど柑橘類の酸味のあるフルーツで作ったものを提供することが多いです。
ここでお口直しが入るのは、次にメインディッシュに入るためです。
肉料理(ヴィヤンド、ヴィアンド)
メインディッシュにあたる一品のお肉料理、ヴィヤンドです。
お肉料理は2品続くのがスタイルで、1皿目はいわゆる肉料理、2皿目は鶏などのロースト、ロティを提供していました。
2皿のお肉料理が出る場合、1皿目のお肉は、「入口」の意味の「アントレ」と呼ばれています。
だからお肉料理を1皿であっても、「アントレ」と呼ぶシェフもいらっしゃいます。
サラダ
お肉料理とほぼ同時に提供されます。
ニソワーズとリヨネーズは、検定でもよく問われやすいので覚えておきましょう。
ニソワーズは「ニース風サラダ」のこと。
葉野菜、ゆで卵、ツナ、アンチョビ、マグロ、黒オリーブなどが入っています
リヨネーズは「リヨン風」という意味。玉ねぎをたくさん使い、葉野菜の上にベーコンやクルトンが添えらるのが特徴です。
デザート(デセール)
料理の最後を締めくくるデザートは、コーヒー、紅茶、ハーブティなどの飲物も一緒に提供されます。
ウェディングケーキもここでサービスされます
ガーデンや別室でデザートブッフェを行うこともあり、ゲストとのコミュニケーションの時間としても人気があります。
さらに、コーヒーなどに添えて、プチフール(小菓子)が提供されることもあります。
【まとめ】フランス料理のメニュー例【検定対策】
ここで覚えておきたいのはフランス料理のメニュー順番・名称・内容です。
順番はメニュー例をそのまま覚えてしまいましょう。検定対策として覚えておきたい「名称」は、基本的に“カタカナ”です。
名称に合わせて内容もリンクさせておきましょう!
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